手で薬を持つ人

インフルエンザは大きくA型、B型、C型に分かれます。
A型はその中でさらにいろいろなタイプに区別されるのですが、ウイルスが少しずつ変異をするという特徴があります。
なので対策や準備が後手にまわり、毎年のように世界中で大流行することにつながっています。
症状が強く高熱が出ます。それ以外ではのどが痛くなったり、鼻がつまったりします。
逆にB型はウイルスが変異しないため、先手を打ってワクチンで予防することが可能です。
なのでこちらは広く流行せず食い止められますし、症状も重症化しないで済みます。
こちらはお腹に症状が出ることが多く、腹痛や下痢です。
C型というのもありますが、これはABの2つとタイプが違い、ワクチンで予防するということも行なっていません。
C型はA型なのに比べると症状が軽く、鼻水が出るくらいです。
C型はむしろ風邪の一つというぐらいで考えられています。
インフルエンザA型は風邪と症状が似ていますので、最初から風邪と自己判断し、治療が遅れてしまう可能性があります。
特に流行している時期は、インフルエンザではないかとまず疑い、早めにタミフルなどの治療薬を服用することが大切です。
それぞれの違いとしてはインフルエンザは、まず強い筋肉痛や関節痛のような症状があります。
身体のだるさは風邪の時でもなんとなくは感じるものですが、もっと強い倦怠感を感じます。
高い熱も薬を飲んで寝れば一晩で治まるというようなことがなく、3日も4日も続きます。
目やのどが充血し、腫れます。風邪ではそれ自体で大きく食欲が落ちるということはないですが、インフルエンザは食欲も減退します。
インフルエンザのA型、B型で怖いのは合併症で、気管支炎、肺炎、脳炎、脳症なども心配されます。
普通の風邪では起こらないような頭痛や、強い寒気などを感じた場合はインフルエンザの初期症状ではないかと疑い、すぐ医療機関を受診するべきです。

インフルエンザにかかっている時の入浴は危険なのか

インフルエンザは高熱が出る病気として最も有名なものとなっていますが、身近な症状であるからこそ正しい対応については分からない部分も多いものです。
各地には民間療法やそれぞれの人の経験則に基づく治療法などが多く広まっていますので、医学的な判断を正確に把握できないのがその原因でしょう。
そのインフルエンザの中でも特に気になるのが「発熱時の入浴」です。
熱で体に汗をかいている状態ですから出来れば入浴をしたいと考えることとなるわけですが、実際のところこれはあまり良いことではありません。
もちろん入浴自体は皮膚に着いたウイルスを洗い流してくれる効果が期待できますし、インフルエンザウイルスでも同様のことが考えられます。
ただ問題になるのが入浴によって体が汗をかくことなのです。
常にお湯につかっているためあまり意識はされませんが、入浴中の人の体ではかなり盛んに汗が出るようになっています。
しかし汗が出るということは体が消耗していくということになりますから、インフルエンザによって既に体力が減っているところに追い打ちをかけるということになりかねません。
そうなると体力回復には時間がかかり、それによって完治までがさらに長引くということになりかねないのです。
また入浴が終わってお風呂から出ると、体温が急激に変化することも問題です。
特に湯ざめをすると体温維持のために体力が消耗していくことになりますから、やはり完治まで時間がかかることになります。
熱が37℃以下などになったのであれば入浴は問題ないとされるのがほとんどですが、38℃以上などの高熱が続いているようであれば汗をふく程度にとどめ、入浴は熱が下がってからにした方が無難でしょう。

タミフルとリレンザの違い

タミフルとリレンザはいずれもノイラミニダーゼ阻害薬に分類されるインフルエンザ治療薬であり、インフルエンザ患者が生じた際にはまず使用されるものとなっています。
使用に際しての注意事項には似通った面があり、発症から48時間以内に使用を始めることが効果を表すのに必要とされ、その治療効果として発熱期間を1日から2日程度短くすることができるとされています。
これは作用機序がいずれもインフルエンザウイルスの持つノイラミニダーゼを阻害するというものであることに由来しています。
ちなみにタミフルを通販で買うこともできますし、リレンザを買うこともできます。
タミフルもリレンザも作用機序という点では共通しており、ノイラミニダーゼを阻害することによって、インフルエンザウイルスが感染した細胞から脱出できなくしてしまい、増殖するのを防ぐことができるというものです。
しかし実際にはノイラミニダーゼを阻害するという点をさらに細かく見ると違いがあります。
タミフルの有効成分とリレンザの有効成分とでは化学構造として異なる分子が用いられており、それゆえに有効成分とノイラミニダーゼとの相互作用の様式が異なります。
そのため、タミフル耐性のインフルエンザウイルスに対してリレンザが有効であったり、その逆の現象が起こったりすることがあるのです。
ノイラミニダーゼ阻害薬という大枠で考えれば同じ治療薬に見えてしまうのがタミフルとリレンザですが、もっと細かな点に注目すると作用機序に違いがあり、それがこの二つの治療薬の違いを生み出していると言えるのです。
他のノイラミニダーゼ阻害薬についても大枠は同じであっても相互作用の起こり方が違うため、インフルエンザウイルスに対する有効性では個々に微妙な違いが生じてくることになるのです。

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